兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ

兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐの意味

内枠では仲が悪くても、外枠からの敵には協力し排除にかかる

兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐの解説

 抑もの読み方が、「兄弟けいていかきせめげども外そのあなどりをふせぐ」。「牆」は垣根と同じで、田端や屋敷などの境界。「鬩ぎ」は争い合う意。「務り(=侮り=侮辱)」は相手が劣っていると評価すること。「禦ぐ(=防ぐ)」は内を侵されないよう遮り止めること。つまり、兄弟は普段家の中では仲が悪くて喧嘩しまくっていても、家の外から侮辱を受けたなら力を合わせてそれを防ぐのだ、という意味になります。

 兄弟と書かれてはいるけれども、使い方としては枠を意識すれば別に兄弟姉妹、つまり家族に限定しなくても良さそうではあります。よくある展開で例えれば、ちょっと前には敵として立ちはだかっていたライバルが再登場したけども、「お前はいつか倒すが、お前よりも先に片付けるべき奴が他にいる」ってことで目的共有で一時停戦からの一時共闘がまさにコレです。

兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐの例文

【おっちゃん】「ッ……怯むな、かかれえぇえええ!!」

【奏】「ナギパイ、後ろよろしくぅ!」

【凪】「誰が誰に指示してるのかしら。貴方が私に従いなさいよ脳カラ」

【おっちゃん】「な、何故だ……全く奴らの領域に入り込めない……! 一体何万人で攻めてると思ってるんだ!? 奴らは、たった9人だぞ!?」

【譜已】「情先輩!」

【情】「是非も無い」

【乃乃】「珍しく沙綾さんも志穂さんも仕事してますね」

【志穂】「昼寝を邪魔してくる奴らがいるからなぁ!」

【沙綾】「ここまで無双の流れになるといっそ仕事というよりゲームねー」

【おっちゃん】「絶妙すぎる、チームプレイ!? 莫迦な、お前達は、日々喧嘩ばかりしている崩壊寸前のクラスだったんじゃ!?」

【謙一】「その評価は曇り無く正しいけどなぁ。兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐってね」

【美甘】「ウチらは仲間だ! 特変という、一つのクラスだ!!」

【謙一】「俺たちの誰でも無い、外部の奴が俺たちを壊せると思うなよ。数万いようが関係無く……跡形も無く壊れちまえ、智略の不足した挑戦者ども!」