猫糞を決め込む

猫糞を決め込むの意味

自分の悪事を誤魔化して知らんぷりする

猫糞を決め込むの解説

 「猫糞ねこばば」はもう字の通りなのですが、猫の糞(「ばば」という読み方は汚いものを指す幼児語らしいです)。猫は糞をした後、足で土などをかけて隠しちゃうので、そこを喩えに採用したということです。自分のやったことを隠して、それに関することで話題になってもポーカーフェイスでその場に立つことに使われる表現です。ちゃんと意味を理解してるのかは別として、皆さん結構使ってる気がします。手に取ったものを即座に自分のものと確定する、下手すりゃ盗みの行為に対して「あいつネコババしやがった!」というノリで。

猫糞を決め込むの例文

【沙綾】「あらっ、リーダーの机に手作りお弁当。どれどれ(←開封)」

【美甘】「えっ、ちょ、オイ!?」

【沙綾】「相変わらず美味しそうねー。あ、ブルーベリー入ってる、髪悩んでるのねやっぱりー(←ネコババ)」

【美甘】「オイ!?!?」

【謙一】「ったくあの先生たちは相変わらず俺が居ないと雑務すらできないんだから……まーいーや、昼飯食おー――ってブルーベリーはぁ!? 俺のブルーベリーはぁ!?」

【沙綾】「どうしたのよーそんな叫んで、私ビデオ見てるんだけどー(←ネットサーフィン)」

【謙一】「お、俺の……俺のブルーベリーが誰かに奪われた……(泣)」

【沙綾】「ブルーベリー? ああ、デザートにでも入れてたのね。でも単に入れ忘れとかじゃないの?」

【謙一】「そんなわけねえ! 俺、アレを3時間に1回は食べないと禁断症状が……」

【沙綾】「どんどん依存するもの増えてくわねーリーダー。まあ、授業中叫ばれても五月蠅いし、仕方無いから恵んであげる」

【美甘】「え……?」

【沙綾】「髪に悩んでる人が実家にいてね。少し送られてきたけど私髪悩んでないから。はいあーん」

【謙一】「お、おお……!! 沙綾が俺に優しい!! マジ助かる、コレで今日も俺はフサフサだぁ!!」

【沙綾】「貸し、ひとつね☆」

【謙一】「この恩は、忘れねえ……!」

【美甘】「(か……川の流れみたいに猫糞決め込みやがったあぁああああ!!? 猫っつーかもう悪魔だよ!!)」