羅紈有る者は必ず麻蒯有り

羅紈有る者は必ず麻蒯有りの意味

栄えるものもいつか衰える

羅紈有る者は必ず麻蒯有りの解説

 難しい字ですが、「羅紈らがん」は上質な着物で、「麻蒯まかい」は粗末な着物を示します。つまり、上質な着物を着ることのできた人も、いつか粗末な着物を着るときがくるということをコレは云っており、栄えたものも必ず衰える時がくることの喩えに使われるのです。

羅紈有る者は必ず麻蒯有りの例文

【准謌】「ツララ先輩って、やっぱり将来経営者になるんだよね? ということは、やっぱり年中お金持ちさんなのかな~」

【千栄】「お金に恋でもしてろやーい」

【結晶姫】「刺すぞ。まあ、このままいけばそうなりそうだが……正直気は乗らないな」

【天】「へえ、そうなんだ?」

【結晶姫】「羅紈有る者は必ず麻蒯有りと云うが、経営者はコレを肌に感じる羽目になるだろうからな。気苦労ばかりの道を今から見据えるほどの精神的燃料が今イチ見つかっていない」

【千栄】「気苦労なんてどんな仕事にもありふれてるだろーけどね。取りあえずツララはとっとと破産しろやーい」

【天】「燃料問題かぁ。もっと熱中できそうなことを見つける、とか?」

【結晶姫】「ははっ、まさに君だな柳泉寺。君のような生き方を私もしてみたかったよ」

【准謌】「ツララ先輩お母さんみたいなこと云ってる。まだ全然若いのに~」