誨淫誨盗の解説
「誨」は誨える」とも読み、淫らなことや盗むことを教える、という意味になります。まとめると、悪事を人に教えちゃうという感じ。
本来のニュアンスは「財産の存在は盗みを煽る(=教える)ようなものじゃね?」「美人の存在は淫らを誘う(=教える)ようなもんだよね!!」って感じらしいです。つまり、性に乱れることや窃盗することに対し多少ながらの正当化したい心が含まれるんじゃないかと。
何かの悪事を、抵抗感ある人間に甘い言葉で説得するような時には相性の良い四字熟語かもしれませんね。「義賊」は存在するのか、考えさせられます。
誨淫誨盗の例文
【謙一】「今週も献上制度が火を噴いたなあ……」
【美甘】「流石に指輪レベルのものは集まらないけど、結構珍しいものも見れるよね。ちゃんと保管しないと……」
【譜已】「あ……これ――」
【奏】「それって、譜已ちゃんがずっと欲しいって云ってたどこぞの今は亡き賄賂動物園オリジナルライオンストラップじゃん!! すっげえ、思いの外剛毛!!」
【譜已】「す、凄い……本物だ……実在したんだ……」
【沙綾】「へーぇ良かったじゃない譜已。じゃあソレもうカバンに付けちゃえば?」
【譜已】「え、えぇ!? で、でもコレは誰かの大切な――」
【沙綾】「大切だろうが何だろうがソレはもう、献上品。私たちの所有物なのよ。大丈夫大丈夫、私たちは、全てを手中におさめることを許された……権☆力☆者、なんだから」
【譜已】「あ、あうぅぅぅ……」
【謙一】「おいコラそこッ誨淫誨盗すんなや!! 譜已ちゃん穢すな!!」