膾炙人口の解説

 「膾炙」はなますとあぶり肉。なますってナマコみたいなグニャグニャしたやつかなとか最初思ってたんですが全然違くて、生の肉や魚を細かく切り刻んだものだそう。なますもあぶり肉も、どっちも味がよくて万人の舌に合うよねってことで、広く世の人々知れ渡り受け入れられていることを意味します。基本的には「人口に膾炙する」という表現が使われます。つまりこの四字熟語ですね!

 「人口」は勿論数多の人間を指し、つまりコレは世間レベルで多くの人から評判を集め、もてはやされていることを意味します。要は人気者ってことでいいですよね。もうこれは「膾炙人口する」みたいな使い方しかできない気がします。蓋瓦級甎とかに比べればずっと使いやすいとは思いますけどね。

 ちなみに「人口膾炙」という熟語を逆転させた四字熟語もちゃんとあります。

膾炙人口の例文

【野次馬】「「「会長!! 会長!! 会長!!」」」

【笑星】「ほんと、鞠会長って凄まじい膾炙人口スキル持ってるよね。1年も経たずにこの勢力作り上げるってまず常人にはできないもん」

【鞠】「貴方もなかなかねじ曲がった嫌味スキル持ってますよね」

【深幸】「何よりもねじ曲がってるのはお前のネガティブ解釈スキルだと思う」