喙長三尺の解説

 「喙」は「くちばし」と読みます。いざ書こうと思うと結構難易度高いですよね、1級漢字っぽいです。そのくちばしの「長」さが三尺(およそ90cm?)もあることから、おしゃべりが物凄く達者なことを意味します。

 でもそんなでっかいお口だと重くて逆に喋りにくいんじゃ、とか思うのは多分御法度なんでしょうね。今更というやつです。でもどう考えても「口八丁」の方が使いやすいです。

喙長三尺の例文

【環】「あの、藍澤先輩……いつもご迷惑を、すみません……このような豪華な会場は慣れてなくて、私全然上手に喋れなくて……」

【結晶姫】「そんなこと、構う必要はない。寧ろあんな肥えることしか考えてない連中のことなど全員ガン無視してほしいくらいな気持ちだ」

【環】「いや、それは稜泉代表として絶対やってはいけないと思います……」

【結晶姫】「……喙長三尺は便利やもしれないが決して必要なものではない。少なくとも私はそういった人間は寧ろ信用しづらい。だが君は口ではなく、その手で実際に成果を勝ち取り、私たちの信頼を得てきた確立された実力者だ。有り体な励まししかできないが……全く見劣りするものではない、自信を持ちたまえ」

【環】「藍澤先輩……」