諤諤之臣の解説

 「諤諤」は、恐れず自分の考えをはっきり述べること。意味的にも試験的にも要はコレです。

 遠慮することなく、しっかり正論を述べちゃう人のことを意味します。「臣」ってありますし、ありのままに云いづらい相手の代表といったら上司ですから、自分よりも立場が上な人に対して直言するような場面で使うのが最適そうですね。

 「侃侃諤諤」と同様の意味合いです。漢検1級では普通に出てきそうなヤツなので、日常的にも使いやすいですし覚えてて損無いでしょう。

諤諤之臣の例文

【博樹】「ほんっとツララは俺には容赦無く言葉ぶつけてくるよな。年下とはいえ、一応俺会長で立場上なのに」

【結晶姫】「君は寧ろ、諤諤之臣を求めるプライドレスな会長だろう? 環くんを齷齪働かせていることの対価を支払っているとは、私の眼には映らない。君は決して正しい会長ではない、故に正す言葉と手を振るっているんだ、“革命軍”の一員としてな」

【博樹】「正しい会長でないなら、普通辞職を迫るもんじゃね?」

【結晶姫】「そんなことしたら環くんに嫌われるだろう私がッ!!」

【恋々空】「ああ、途中まで格好良かったのに……」