家鶏野雉の解説
「家鶏」は家出飼っているにわとりで、「野雉」は野生の雉のこと。この四字熟語を習得するには先に同じ意味の故事成語「家鶏を厭い野雉を愛す」を理解した方が良い気がします。
まあ表面的な意味はそのままなんですが、家で飼っている鶏を嫌い野生のきじを珍しく思い大事にしたがること。これは家にある(既に持っている)良いモノを軽んじて、外のどうでもいいものを好むことの喩えらしいです。有益でないけど珍しいなら大切にしたがるのは愚かなこと、という考えが根底にあります。
どちらも恐らく漢検では1級なので、セットで覚えるべきです。
家鶏野雉の例文
【沙綾】「あ、何この色見たことない。へー、ターコイズ? コレクターとしては手を伸ばさないわけにはいかないわねー(←ワンクリック決済)」
【謙一】「また学園のお金の無駄遣いを……新しいもの好きはほんと害悪だな」
【沙綾】「ビビッと直感を大事にしてるだけなんだけれど」
【謙一】「家鶏を厭い野雉を愛すという故事があってだな。ホントに大切なものはもう自分の中にあるんだ。それを死守していく為にこそ全ての資産は向けられるべきだろう?」
【沙綾】「あ、リーダー白宮さんの古着がオークションされてる(←ネサフィ)」
【謙一】「300万だッ!! まず300万を振り込め沙綾ァ!!!」
【沙綾】「はいはい家鶏野雉家鶏野雉」