花鳥諷詠の解説
「花鳥」は自然のたとえ。よく聞く「花鳥風月」も自然の美しさなどの喩えですが、その略と考えていいかと。「諷詠」は詩歌を作ること。
ということで、自然や自然に関連する人事をそのまま客観的に詠むことを指します。また、ホトトギス派の俳人たちの基本理念みたいなものとして「花鳥諷詠」が提唱されているようです。すなわち、型破りな俳句ではなく伝統・ルールをしっかり守った様式で主観にとらわれず自然の姿をありのままに嵌めていこう、という精神を表しているようです。
花鳥諷詠の例文
【結晶姫】「…………」
【環】「うぅ……パソコン、まだちょっと苦手だなぁ……(←仕事)」
【結晶姫】「環くん 嗚呼環くん 環くん 機械苦手な 英環」
【環】「え?」
【結晶姫】「ああいや、すまない、つい花鳥諷詠を嗜んでしまった……まったく、罪作りな英くんだ」
【環】「えっと、その、すみません……?」
【はこ】「季語はどれですか?」
【恋々空】「取りあえずホトトギス派の方々に謝ってください」