豁然大悟の解説
「豁」は、からっと開ける感じ。「豁然」で迷いなど心のもやが開ける様子を意味します。「大悟」は迷いから解放されて真理を悟ること。
まとめると、迷いや疑念がスカッと消えて、真理を悟ることです。壮大ですね。
割と覚えやすい類いだと思いますが、「豁」が1級漢字です。受験を企んでる方は「豁達自在」や「豁達大度」と一緒に覚えときましょう。
豁然大悟の例文
【信長】「世界が終わるかもしれない……いや、ここまで来たら高確率でそうなるんだろうな……それが定められていた運命だと考えたら、空しく思えてくるな。これまでの喜怒哀楽の記憶が総て一斉に無に帰すると思うと」
【笑星】「何かしみじみ悟りかけてるね松井先輩。もしかして弱気になってる?」
【信長】「戦い抜く覚悟は変わらない。だが、矢張り色々思うこともあってな……生きている以上、俺たちにも必ず何処かで終わりが訪れる。幸せな今は、永遠ではない……当たり前のことなんだが、それがどうしても、寂しくてな」
【深幸】「別れ、かぁ。あんま考えたくはねえわな。現実逃避かもしれないが」
【笑星】「俺は生死彷徨いまくってるからもう感覚麻痺ってるなぁ。でもそれよりも、安心してる。だって、死ぬ時も一緒、死んだ先でも鞠会長と一緒って決めてるからね」
【鞠】「は?」
【信長】「なるほど、その発想があったか……! つまり結局のところ俺たちと会長は、永遠ではないか!」
【鞠】「え、ちょっと」
【信長】「ははは、あははは、豁然大悟だよ笑星! ファインプレーだ!! これであとは、全力全開にて終幕とぶつかり合うのみだな!! ふっはははははは!!」
【深幸】「変な方に悟り開いたな……」