華亭鶴唳の解説

 「華亭」は地名です。こういうの微妙に覚えづらいですよね……。「鶴唳」は鶴の鳴き声です。とある御方が殺されそうになっている時に、走馬灯の如く昔華亭で鶴の声を聴いて楽しんでいた思い出に浸かったことから、この四字熟語誕生です。

 過去の英華を懐かしく思い、つらい現状を嘆くさまを表します。忠実に故事に従うなら、本当に走馬灯レベルの時しか使えないですが……ま、まあ蓋瓦級甎よりはね?

 1級該当の四字熟語です。何か覚えづらいタイプな気がするので、何度も見返してデジャブを作りましょう。

華亭鶴唳の例文

【恋々空】「はぁ、はやく大人になりたい……身長伸ばしたい……このままじゃ全然ヤンキーっぽくない……」

【准謌】「大人になったら、身長伸びなくなると思うけど……」

【堀江】「それに、大人は逆にね、子どもの頃に戻りたいものなのよ!! 常時華亭鶴唳状態なのッ! だからそんな腐った贅沢の仕方しちゃダメ!!」

【准謌】「……何か、あったんですか……?」

【堀江】「お金に媚びて怯えて、上司に媚びて怯えて、真夜中に自宅に帰って1人ご飯を食べながら寝落ちしてグッドモーニン……そんな毎日、それが大人。それがッ社会人!! ビールが止まらないわ、あっははははは!!!」

【恋々空】「とても教師とは思えない姿……!!」