画竜点睛の解説

 すごくカッコいい四字熟語ですね。そしてどこぞのオゾン層のヘビのお陰で漢検1級表現なのにもかかわらず、多くのキッズが知っているやつです。

 「睛」は目玉で、物事の肝心な部分も表します。昔お寺に竜の絵を描いた画家が「目玉描いたら多分コイツ飛び出して行っちゃうから」とか云いだして目玉は描かなかったそうです。でも当然納得できない周りの人が無理矢理描かせたところ、本当に竜が飛び出しちゃった、という伝説から来てます。ワケ分かんねえ。

 まあそんなわけで、二次元を三次元化させるほどに強力で、物事において非常に大切な部分を意味します。エピソードにあるように、ソレを完成させる最後の仕上げのこともいい、仕上げが不充分で惜しすぎることを「画竜点睛を欠く」と表現したりします。

画竜点睛の例文

【深幸】「砂川はほんと、何かが惜しいんだよなぁ」

【信長】「何かって何だ? いきなりどうしたんだ」

【深幸】「いやぁ、画竜点睛を欠くっていうかさ。普段の仕事ぶりは完璧に見えるんだが、完璧な人間にはどうしても見えないというか……じゃあ何が足りないんだろうなと」

【笑星】「現時点でほぼ完璧なのに、もっと完璧な鞠会長が見れちゃうのかぁ。それは凄そうかも。でも何が足りないの?」

【深幸】「んー、例えばー……フレンドリーシップ?」

【信長】「何を云うんだ、フレンドリーシップなんて携えた会長などもはや会長ではないぞ深幸!!」

【笑星】「そうだよ、友達思いの鞠会長なんて鞠会長じゃないよ!!」

【深幸】「確かに、そんなの描き入れたら砂川じゃなくなっちまうよな……」

【鞠】「全員殴りますよ」