鰥寡孤独の解説

 覚えるの面倒くさそうなやつがありますね。「鰥」は老いて妻のいない夫、「寡」は老いて夫のいない妻、「孤」は両親のいない子ども、「独」は老いて子どものいない者。

 それらをまとめて、身寄りなく寂しいことを意味します。身寄りっていうのは血縁ある者のことなので、友達がいるとかは別問題なんですかね。「天涯孤独」も同じような意味です。

鰥寡孤独の例文

【夏鳴】「私はもうすっかり鰥寡孤独の身に落ちちゃいましたが、皆やカザスさんが居てくれるから、まだまだ首を吊るには至らないですね!」

【金嶺】「いきなり弩シリアスで1つも笑い飛ばせない話題ぶち込んでこないで?」

【重音】「両親かあ……一応連絡繋ごうと思えば繋げられるけど、そこそこ勝手に家飛び出して渡航しちゃったから、正直会いづらい」

【好楽】「そこそこなんてレベルじゃなかったけどなぁ。週一で電話越しにお母様に詰問されてる俺の身にもなって」

【重音】「何でアンタとママ繋がってんのよ!? 会ったことないでしょ!?」

【夏鳴】「でもそれはつまり、重音さんのことをずっとずっっと心配し続けているってことですよね。だったら、大丈夫ですよ。直接電話越しでも繋がることは、きっと良いことで……かけがえのない、大切なことですよ」

【重音】「……夏鳴にそんな指摘受けたら、やるしかなくなるじゃない……まあ気が向いたらね!」

【好楽】「コレで俺の週一の気苦労が無くなればいいんだけど」